大量の画像ファイルが必要だったので、Pythonで画像生成してみました。
Pillowで画像を生成して保存する
- pip で Pillow をインストール
- new() で画像を生成する
- save() で画像を保存する
目次
画像処理ライブラリ Pillow
PIL と Pillow
PIL(Python Imaging Library)は、2011年まで開発が進められていた画像処理ライブラリです。
そして、現在では開発が停止しています。
そんなPILをフォークして作られた画像処理ライブラリが Pillow です。
各種形式の画像ファイルの読み込み・操作・保存を行う機能が提供されています。
Python Pillow
Python Pillow. Pillow: the friendly PIL fork. Python Imaging Library.
pip インストール
以下のコマンドでライブラリをインストールします。
pip install pillow
画像の生成と保存
画像データの生成:new()
new()
でImage
オブジェクトを生成することができます。
from PIL import Image
# 画像データを生成
size = (320, 240)
rgb_color = (0, 128, 255)
img = Image.new("RGB", size, rgb_color)
第2引数にサイズ、第3引数にRGBの各色の値をそれぞれタプルで指定することができます。
画像データの保存:save()
生成したImage
オブジェクトをsave()
で保存することができます。
from PIL import Image
# 画像データを生成
size = (320, 240)
rgb_color = (0, 128, 255)
img = Image.new("RGB", size, rgb_color)
# 画像データを保存
img.save("sample.png", quality=95)
jpgの場合は引数qualityで品質を 1 から 100 の間で指定できます。なお、デフォルトは 75 です。
値が大きいほうが品質が良いが、以下の公式ドキュメントでは 95 より大きい値は推奨されていません。
まとめ
Pillow を使うことで簡単に画像を作成することができます。
OpenCV という有名な画像処理系のライブラリもありますが、Pillow のほうが簡単に扱えるのでさくっと実装したいときは便利かなと思います。
画像のリサイズやWebP拡張子への変換については、以下の記事を参考にしてみてください!
Python ライブラリ Pillow で画像をリサイズする
Pythonの画像処理ライブラリ「Pillow」を使って画像をリサイズします。Pillowを使えば、簡単に画像データを加工することができます。
Pythonライブラリ Pillow で画像をリサイズしてWebPに変換する
Pythonの画像処理ライブラリ「Pillow」を使って画像をリサイズしてWebP形式で保存します。ブログにアップする大量の画像を一度に処理する場合などに便利です!
ポチップ
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